ダンシング・インサイド/明日を生きる / Inside I'm Dancing

ダンシング・インサイド/明日を生きる / Inside I'm Dancingのレビュー・評価・感想

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ダンシング・インサイド/明日を生きる / Inside I'm Dancing
8

日本未公開だなんて、もったいない

マカヴォイの演じているローリーがすごい面白い役で良かったです。破天荒で施設に迷惑をかけている人だけど、自分を持ってるし、小児麻痺で言葉が聞き取りにくいマイケルの言葉もすぐに聞き取れるし、ほんと人が好きな人なんだなと思いました。いろいろ不自由なことがあると、とかく内に閉じこもってしまいがちだけど、マイケルはローリーのおかげで外に飛び出せたし、これから嫌なこともあるだろうけど、楽しいこともたくさんになったんじゃないかなと思います。二人の今後を応援したくなってたからオチには泣いてしまいました。なんでなんでしょう、神様は残酷だなと思います。障害者を扱った映画はたくさんありますが、本作は本当にいい映画です。日本では未公開だったなんて、もったいないなと思います。マカヴォイさんを私が始めて知ったのはナルニア物語でしたが、ほんと彼はクセの強い役ばかりやってるなって感じです。それがどれもハマり役だからすごいです。注目の役者さんです。本作でも見た目からして良かったし、首から下が動かないのにバイタリティに溢れていて、キラキラしている人でした。そりゃあ、施設の人とも仲良くしたらいいのにとか思うところもありますが、自分らしく、したいことをして生きよう、壁にこだわるなという彼の生き様に感動しました。