アフガン(映画)

アフガン(映画)のレビュー・評価・感想

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アフガン(映画)
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アフガニスタン戦争末期、最前線でのソ連軍部隊の壊滅を描いた作品、ロシア国防軍全面協力の大作戦争映画『アフガン』

『アフガン』は2005年公開のロシアの戦争映画で、監督はセルゲイ・ボンダルチュクの息子のフョードル・ボンダルチュク。ソビエト軍によるアフガニスタン侵攻を舞台にしています。映画は実話を脚色したもので、1988年初頭に3234高地で実際に起きた戦闘をモチーフにしています。その戦いはアフガニスタンでのソビエト軍最後の大規模な戦闘でした。本作品は総じて批評家から好意的な評価を得ています。ソ連軍が1979年にアフガニスタンに侵攻した9年後にあたる1988年、リュタエフを含む若い志願兵はクラスノヤルスクを離れて、アフガニスタン領内の補給拠点であるバグラム空軍基地に送られます。彼らはそこで第345独立親衛空挺連隊第9中隊の兵士として配属されます。第9中隊は前哨拠点アナヴァ基地に食料を供給して最後のパトロールに進出後、イスラム武装勢力の急襲を受けてしまいました。第9中隊は最前線の3234高地の守備を命令されますが、イスラム武装勢力ムジャヒディンはこの3234高地を奪取することを目的にして最後の総攻撃を開始しました。第9中隊の絶望的な抵抗を繰り返すのですが、ムジャヒディンに対して多勢に無勢、最後の7名が残るのみとなります。まさにそのとき、Mi24P攻撃ヘリコプターが現れてムジャヒディンを殲滅するのですが…。