ローズマリーの赤ちゃん / Rosemary's Baby

ローズマリーの赤ちゃん / Rosemary's Babyのレビュー・評価・感想

ローズマリーの赤ちゃん / Rosemary's Baby
8

悪魔の赤ちゃん

若い夫婦の妻が悪魔の子を産まされる話です。最初はいい人かもと思っていた人が実は悪魔崇拝者だったという本作。悪魔崇拝はあまり日本では馴染みのない話ですが、みんなが束になって1人の女性を騙しているのが怖かったです。ローズマリーがおかしいとか言っても全員信じてくれないし、そういうところが一番怖いです。
腹がとても痛かったり、いや、病院にいけよと思ったりもするけどはじめての妊娠だとわからない気もするし、そこを狙ったのかもしれないなと思いました。彼女が見る悪夢も不気味で徐々に怖くなっていった感じでした。また、最後もよいことなのか、悪いことなのかわからない感じでした。でも怖いことにはかわりありません。
悪魔の子だとわかっていても、自分の子に変わりはないのだから育てたいというローズマリーの気持ちもわかるけど、それでも悪魔が増えてしまったと怖い気持ちになりました。なかなか面白い話で、古い映画なのにすごいです。こういう映画から悪魔の赤ちゃんとかのイメージが生まれたのかなと思います。古い映画は、映像とかはそんなにだけど、音楽とかで怖がられていて、それがすごいです。また、古い映画も見たいなと思わせてくれる映画でした。