メトロ2033 / Metro 2033

メトロ2033 / Metro 2033のレビュー・評価・感想

メトロ2033 / Metro 2033
7

ポストアポカリプス系のロシアFPS

同名小説のゲーム版。小説にのっとって世界が最終戦争によってほぼ滅んでいる。地上世界は汚染され、ガスマスクを付けていないと生きていけない。そのうえ、謎の生物が跋扈していて主人公を襲ってくる。現在の貨幣は役に立たず、軍用の弾薬が貨幣になっていて、しかもゲーム中に打てる。主人公は住んでいる地下鉄駅に外の生物が襲ってくるので戦える人間が多い駅まで助けを求めに行く話。ゲーム中の没入感を高めるため、FPS画面にUIが全く無く腕時計・実際の画面のヒビ・コンパス付きのクリップボードで状況を判断する。リアルを求めているので、ガスマスクをつけて走り回っていると息を切らしてガラスが曇る。さらに大体画面が暗いのでヘッドライトをつけているのですが、これの充電が必要だったり後半に出る特殊銃系はこれまた自分で充電したり、空気を詰めたりととにかくいろいろ不便。ですがこれがリアルに寄せるためのエッセンスというもの。実際に地下鉄に居る気持ちになりやすくなる。謎の生物はガンガン襲ってきますが、銃弾には限りがあり空打ちをたくさんすると弾がなくなり近接攻撃だけになりほぼ詰む。そこも合わせて緊張感のあるゲームになっている。ポストアポカリプス系のゲームがすきならばやってみる価値あり。