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アクション洋画感想
1997年に公開されたアクション映画『スピード』の続編で、前作で主演を務めたキアヌ・リーブス氏が降板し、前作のヒロイン・アニーを主役としたストーリーとなっているのが印象的です。
前作の後、ジャックと別れたアニーはSWAT隊員アレックスと付き合い、休暇で豪華クルーズに乗る事になるが、船を所有する会社に恨みを抱く男が船を暴走させたことで再び危機にみまわれてしまい…といったあらすじとなり、前作ではバスと地下鉄が止まらなくなったのが、本作では豪華客船とタイトルの「スピード」の名に恥じない展開になっています。
前作の倍の予算を投じて制作されているのは感じられる一方、キアヌ氏の降板は大きく響き、興行的には振るわなかった本作ですが、他にも豪華客船が暴走する展開はスリリングではあるのですが、やはり密閉されてるバスや地下鉄に比べて空間が広いためにスピード感というより間延びしてしまった印象も否めなかったのは事実です。
そんな中、クライマックスの暴走した船が港町に突っ込むくだりの迫力は凄まじいのですが、全体的に観ると例に漏れずヒットした作映画の続編という事で悩まされた面もある作品に感じました。
個人的には前作でジャックに付き合わされてヒドイ目にあった黒人さんがクライマックスでおいしい役どころで再登場したのは面白かったですね。