アルビノの木

アルビノの木のレビュー・評価・感想

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アルビノの木
7

ロケ地もきれいだし、もののけ姫のようだった。

シロシカ様という村人に崇拝されている獣がいるって、まんまもののけ姫やんと思いました。もののけ姫も好きな作品なので、その世界観にハマってしまいました。ロケ地もすごくきれいな場所で、一体どこなんだろうと気になりました。水、森、動物たち、やっぱりもののけ姫的です。森と人の共存というのは王道のテーマなんですね。人々が大切にしている風習というのは美しいものではあるし、崇拝といってもそんな害があるとも思えなかったけど、たしかにそのことで村が発展しないとかはあるのかもしれません。だから、それを駆除することに意味もあったのかもなと思います。ユクのセリフへ本心でしょう。それで何か変わるかなと私も思いました。ユクとナギが何をどう惹かれて恋に落ちたのか、よく分かりませんでしたが、結局ナギはそこまでユクを好きではなかったし、ユクもあの森の雰囲気にやられただけだったのかなって感じでした。何かが消えても、結局日常から抜け出すのは難しいし、口で何を言っててもそれは信用できないことだと思います。ユクにしてみれば、なんだよって感じなんだろうけど、私はそこまでびっくりのラストではなかったです。さいごの子鹿がとても雰囲気があって、余韻たっぷりのラストでした。