MANRIKI

MANRIKIのレビュー・評価・感想

MANRIKI
6

わからなくてもいい。

芸人の永野さん、彼のネタを見ると、これはおもしろいのか?いや、おもしろいかもと思う事が多いです。マンリキは、そのような気持ちにさせられる映画でした。自分の顔の大きさに悩んで、変になっていく女がリアルです。私も小顔とは言い難い大きなの顔を持つ身なので、彼女の気持ちがよくわかります。整形している女を馬鹿にしてるのに、それでいて整形したら仕事がうまくいくかもなと思ってるところとか、すごくリアルな女性だと思いました。そして、彼女の身に起きたこととは?なんとも不条理でよくわからない話でしたが、なんか惹きつけられました。主演の斎藤工さんは流石の色気で、かっこよかったです。ここいう、よくわからない信念を持ってる役はかっこよくなきゃ成り立たない気がします。小顔、小顔ってそんなのおかしいと思う、それだけの発想で映画をつくっちゃうところがすごいです。万力で顔を潰すというすごい画が出てきて、グロかったです。なんなんだって気もしますが、永野ぽくてよかったです。はっきりいって、この映画だけを見て、意味がわかる人はいないと思いますが、映画ってのは全てを説明しなくてもいいんだと思います。これはこれであり、そういう映画でした。