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後悔のないように今を生きる
元々韓国映画でリメイク版です。
女手1つで娘を育て上げ、自分のしたいことが出来ずにおばあちゃんになってしまったカツが、ある日娘とケンカし、家を飛び出すことから物語は始まります。夜になり、とある写真館で写真を撮ってもらったカツはあら不思議！20歳の姿に！それから彼女は青春を取り戻すかのように、好き放題生活し始めるのです。
若い時にはそれがそれだけでとっても価値のあることだとはなかなか気付けません。本当は何にでもチャレンジ出来る気力も体力も兼ね備えているというのに。自由奔放に振る舞うおばあちゃんを見てるとフとそんなことを思います。そしていつかは私も肩が回せなくなり、スキップも出来なくなってしまう。当たり前に出来るそんなことが幸せなんだと気付かせてくれます。なるほど、「今」というのはこれほどに重要なのかと。
さて、母とケンカした娘ですが、いろいろ周りに聞いている内にどうやら母は自分を育てるのにとても苦労をしたのだと知ることになります。幼ない子をおぶりながら必死に働くシーン。上の子に強く当たってしまうお母さんを「お母さんもぼくもよく頑張ってるよ」と励ますシーン。これは子育て経験のある方ならば胸が熱くなると思います。そして最後は分かりあって抱きしめ合う2人です。
母と娘だけでなく、母と息子、おばあちゃんと孫、この絆がコミカルな中にもしっかり描かれていて、見たあとに爽快感の残る映画です。