ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王

ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王のレビュー・評価・感想

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ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王
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シミレーションRPGゲーム感想

2017年に、任天堂よりニンテンドー3DS用ソフトとして発売されたシミュレーションRPGソフトで、同社の人気タイトル「ファイアーエムブレム」シリーズの第16作目にあたり、また、1992年に発売された「ファイアーエムブレム外伝」のリメイク作品となっています。原作にあたる「外伝」の特徴でもあったアルムとセリカ、2人の主人公がそれぞれ異なる軍を率いてマップを並行して操作するストーリー進行や、後のシリーズで見られた武器の使用回数の廃止、外伝独自のクラスチェンジ方法などの要素を現代的にアレンジした仕様となっていて、リメイク作品としてはかなりの再現度となっていました。また、花江夏樹氏、東山奈央氏を始めとした人気声優の起用も、現代っぽさが出ていると感じました。
一方で、外伝の再現度がかなりの高さでしたが、「覚醒」や「If」で観られたユニット2人が隣接して協力するといった機能はオミットされ、ユニット個人の能力がもろに反映され、丁寧に育てないと終盤戦で若干詰みやすくなってしまう可能性も高く、どちらかと言えばFEシリーズ上級者向けの印象を受けました。
前述のように、FEシリーズ初心者に関しては本作は比較的難易度が高めに感じられますが、原作となった「外伝」のリメイクに関してはかなりの再現度を誇り、また、ダンジョン探索というシリーズにはあまりなかったRPGらしい要素も、かえって目新しい印象になりました。