隣の家の少女

隣の家の少女のレビュー・評価・感想

New Review
隣の家の少女
6

見ていられない

見ていられない作品でした。虐待、リンチっていうのはこうもエスカレートしていくのかと思うととても怖いです。なぜ、彼女だけをおばさんがいじめたのか。若く可愛い少女が憎かったのか、よくわからないけど、ひどいです。
近所の子どものたまり場になっても平気みたいな、子ども相手にボス気取る大人って、子どもでしかないというか、精神的に成長していないんだろうなと思いました。他の子たちは最初、メグと友達だったはずなのに一緒に傷つけて、なんなんでしょうか、この心理は。デイヴィッドも自分は参加してないにしろ、見ているだけでしたし、映画を見てると、いや助けろよとか、警察に言えよとか思っちゃいますが、その場ではそれができない、それほど、デイヴィッドはまだ子どもだったということなのかなと思います。彼はこれからずっとそのことを抱えていくだろうし、トラウマになるのも当然です。どうしてこんな悲しいことが起きるのかと思うと辛いです。
映画版は、小説版よりマイルドだと聞きます。でも、やっぱり映像で見るのと、字で読むのでは、映像で見る方がいろいろ残っちゃいます。こちらが病んでる時に見ると落ちてしまいそうな映画でした。すごく考えさせられる、いい映画だとは思いますが、もう見たくないなと思ってしまいました。