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表情がすごいから選ばれたのかな。
大島さんが中年男性を演じるとのことで話題になった映画です。たしかに、男の人に見えるかといえば、ちょっと変かなと思うところはありましたが、大島さんの表情が豊かで、苦笑いの顔とかがすごくいいので、それで大島さんが選ばれたのかなと思いました。福ちゃんはいい人すぎて、そのことがちょっとこっちをイライラさせましたが、その優しさが多くの人を救ってると思います。それに、みんなが思うほど福ちゃんは自分のことをわかってないわけでもなくて、わかった上で親切にしているんだろうなとも思います。
あのアパートに住んでいる人もいろいろ抱えていて、大変だなって感じです。病を抱えている人の話は見ていていろいろ考えさせられました。それ以外にも友達思いの荒川良々さん、自分のために謝った水川あさみさんなど出てくるキャラクターもみな魅力的で、楽しく見れました。子どもの頃のいじめの話は見ていて、嫌な気持ちになりました。でも、そういうことって多々起きうることでとてもリアルだと感じました。最終的に、福ちゃんの身に大きな変化もなかったのがよかったです。すぐに彼女ができるとかよりも、リアルで、でもちょっと生活が楽しくなりそうな感じで終わってて、よかったです。