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類稀なる才能ハイパーテクノの旗手Rustie！
ハイパーテクノと言えば、ジュリアナ東京の御立ち台で扇子を振り踊る女性の映像と共にサブリミナル効果のように刷り込みされてきた「MAXIMIZORのCan't Undo This!!」が有名だが、スコットランド出身のRustieはそれを刷新するミュージシャンだ。
ハイパーだからスーパーを遥かに越える次元で私達の耳へ訴えかける。
WARPレコーズよりリリースされている彼の作品は素晴らしい輝きを誇っている。
中でも「First Mythz」は代表曲だ。この楽曲との出会いは私がインターネットで偶然出会った曲の中でも5本の指に入るくらい衝撃を受けた作品で、イルカセラピーを思わせるMVはイルカとコミュニケーションを研究したジョン・C・リリーを彷彿とさせる。
イルカの絵と言えばバブル世代に馴染み深いクリスチャン・ラッセンを外すことは出来ないだろう。
ヴェイパーウェーブや、シーパンクとも通ずるその感覚は私達を高次元へと導いてくれる。
EDMで抑圧された私達の感性や感情はRustieによって開放される。
ジャンルを超越したその作風はエイフェックス・ツインやスクエアプッシャーとは、また違った作風で私達の脳と体を揺さぶり、ダンスさせた。
この音楽という名のタイムマシンは新たな世代との架け橋となることは間違い無いだろう。