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子どもなのに、すごい。
大人に厄介者扱いされたり、子どもたちからからかわれたり、辛い目にあってるのに、相手を大人顔負けの言い分で言い負かし、そして自分がこうなったのにも何か意味があるんだと言えるサイモンはすごいなと思いました。大きな信仰があるんだろうと思います。
そして、そんな彼と友情を温めているジョーも、親を亡くしたり辛い経験をしています。その親の死が、サイモンの打ったボールのせいだったかもしれないのに、それでも壊れなかった友情に頭が下がります。ほんとに気があって、大切な人だったんでしょう。
彼らの運命は過酷なものでしたが、それでもそんな人に出会えたのはいいことだったのかもしれません。
サイモンが、みんなが言うことを聞いてくれたのは、この体のおかげだと言ったところはすごくグッときました。
宗教色の強い作品で、よくわからないところもあったのですが、すごく感動しました。
キャストも、ジョーの子どものころは『ジュラシック・パーク』のあの子で、大人になってからはジム・キャリーでと好きな役者さんでした。サイモン役の子もですが、子役といってもすごく演技がうまくて、話に引き込まれました。
とても悲しい話ではありますが、全体的に明るい雰囲気で描かれていておすすめです。