アバター(山田悠介)

アバター(山田悠介)のレビュー・評価・感想

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アバター(山田悠介)
7

ネットに夢中になっていくのが怖かった。

山田悠介原作の邦画です。アバターの世界でレアアイテムを持ってるものが、現実でも君臨という、今ならあり得そうな学園で、アバターにとりつかれた女子高生が主役の話です。たしかに、現実がどれだけ地味でもネットでなら課金すれば着飾れるし、こういう人実際にいるんじゃないかなと思える不気味さがありました。彼女は最初はほかの目的もあったのかもですが、どんどんおかしくなっていって、怖かったです。
それに彼女だけでなく、クラスみんながそれに夢中で、集団催眠のようでした。若いってのもあるのかもですが、今ってそんなにネットが大事なのでしょうか。怖いです。たしかに、ガスマスク集団とかシュールなお笑いみたいで、ちょっと気を削がれてしまいますが、なかなこ怖い話だったと思います。人も結構死にますし中だるみはなかったと思います。橋本さんが最初ブス役をしていましたが、それでもシャンとした感じがするのは、彼女の持つ雰囲気のせいでしょうか。その後、きれいになってからは、さすが橋本愛だなって感じでした。どこか、何考えているのか、わからないところがあるので、サイコパスな役がよく似合います。終わり方も少女漫画ホラーぽくて、良かったです。昨今、SNS系の話とか多いのですが、その中でも面白い方の話でした。