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堺雅人さん、怪演
世にも奇妙な物語のような話です。壁男という都市伝説に取りつかれた男の話って感じでした。なんだか、よくわからない話ですが、堺雅人がすてきでした。なんか、彼は怒鳴ったりしないのですが怖い人が似合います。こういう都市伝説系の話って、都市伝説が本当かどうかよりもそのせいでおかしくなる人がいるってのが怖いですね。結局、どんな都市伝説も真相はそういうことなのかもしれません。
こういうメインの事件よりも、その影響で変わっていく人々を追う話ってゾディアックとかがそうだと思いますが、結構好きです。堺さんは最初からちょっと不気味な感じがしちゃうのですが、それでも最初の頃と、取りつかれたときとの笑顔は違う感じがしました。もうああなってしまっては元には戻れないのかもしれません。
堺さんとその恋人の女優さん以外はあまり有名な役者さんが出ておらず、実話怪談のような感じがしました。でも、堺さんだけの演技が浮いている感じがしたので、もう少し周りも個性派俳優でかためたほうがよかったかもしれません。そしたらもっと面白いかなと思いました。原作は読んだことないのですが、原作だともう少し解決しているのでしょうか。原作も読んでみたいと思います。