パク・ユチョン

パク・ユチョンのレビュー・評価・感想

パク・ユチョン
10

予想を裏切ったカムバックアルバム

パク・ユチョンのソロアルバムSlowDanceを聞いた。
私は衝撃だった。
元東方神起とJYJメンバーで、メインボーカルというよりドスの効いた低音とたまに見せるシャウトでサブボーカルをしていた彼が、高音低音を操り、 1人で歌っていたからだ。
更に驚いたのは、アルバムSlowDance内の楽曲提供の中でラテン調ので音域が広い歌SlowDance、短調ながらも力強い歌Strong、ポップで明るい高音の曲Magicの英語歌詞を訛りのない流暢な発音で歌っていた事である。
ネイティブの友人は韓国人の歌だと気づかない程に自然であった。
また前作のアルバム「あなたの財布にはいくらの愛がありますか?」ではバラード曲が主だったが今回はポップなダンスナンバーであり、パク・ユチョンの歌手としての幅の広さを感じた。
また、尾崎豊氏の楽曲、卒業をあえて韓国語バージョンで歌い、感情を込め歌ったカバーには心に来るものがあった。
東方神起時代のトレーナーに、「歌はグループでは4番目だが、感情を込める上手さは1番」
と言われた理由を理解することが出来たカバーだった。
JYJでは元東方神起でメインボーカルをしていた2人のサブボーカルであり、控えめなポジションだったパク・ユチョンは、初のソロコンサート「SlowDance」で1人で歌い1人でパフォーマンスをしてファンを感動させ、そしてファンを楽しませた。
トップアイドル、歌手、新人賞総なめ俳優として芸能界を生きた彼の才能がまた見れる日を楽しみに待っている。