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デビュー当時のソフィー・マルソーがとにかく可愛い
中学生の日常生活(家族や友人との関係、恋)を描いたソフィー・マルソーのデビュー作ですね。当時、映画館に見に行きました。色々な雑誌にソフィー・マルソーが載っていたし、音楽も話題になったし売れていました。ソフィー・マルソーが演じるビックの髪型を真似する子も周りにいたほどです。私自身「フランスって、こんな国~!?別物」と、子供ながらにフランスの中学生の生活を垣間見たような感じがして、超衝撃でもありました。なにかと日本に旋風を巻き起こした作品だったと思います。当時、フランスの女優さんは相当珍しかったし、目に映る文化が何もかも新鮮でした。ビッグも中学生のあどけなさはもちろん持ち合わせていますが、オトナっぽいし、ませている部分もあるし、たくましいです。とはいうものの、恋愛となると、そうはいかないようで、素直で可愛らしいし、相手役のオトコのコとの不器用な感じが素敵です。大人になってから見直してみると、ビックの両親の気持ちもわかったりするので、大人も子供も、ずっと楽しめる作品ではないかと思います。ソフィー・マルソーのバレエシーンも見もの。とにかくどこまでも可愛く、ほんわか温かい作品で、かつての時代の良さも感じられます。