劇場版 美少女戦士セーラームーンR

劇場版 美少女戦士セーラームーンRのレビュー・評価・感想

劇場版 美少女戦士セーラームーンR
10

永遠のヒーローセーラームーン!

子どものころに大好きだったアニメ美少女戦士セーラームーン。
動画配信サービスで劇場版を見つけて、1時間だし暇つぶし程度に見ようと思ったのが間違いでした。
1時間後、号泣です。
物語の前半はコミカルなシーンも多く、特にヒーローのタキシード仮面様の登場シーンは大爆笑でした。
早々にタキシード仮面様がヒロインのようにさらわれて、それを助けに行くセーラームーン達5人は、元祖女子向けのヒーローらしくやっぱり格好いいです。
悪役のフィオレが宇宙人であるため、決戦の舞台はなんと宇宙へ。
フィオレはタキシード仮面様とセーラームーン以外のセーラー戦士4人を人質に取ったため、セーラームーンは戦えなくなって絶体絶命です。
そんなセーラームーンにフィオレは容赦なく攻撃します。
意識が朦朧とするセーラームーンを見て、他の4人の戦士はセーラームーンの正体であるうさぎちゃんと出会ったころのエピソードを思い出します。
4人とも、それぞれの理由で周りから孤立して、孤独だったところをうさぎちゃんに救われたのでした。
地球を守る戦士である彼女たちが急に身近な存在になり、このあたりから涙腺が崩壊します。
人間関係の悩みは、中学生でも大人でも絶えません。
この流れからのクライマックスシーンの音楽にあわせた演出が本当に素晴らしいです。
映像と音楽、セリフがリンクしているので最高に盛り上がります。
5分程度のそのシーンを観ただけでも、感極まって泣ける自信があります。
友情とは何か、周りの噂や上辺でなく心から人と向き合うことの大切さを思い出します。
大人の方にもぜひ観ていただきたい作品です。