ウィロビー家の子どもたち / The Willoughbys

ウィロビー家の子どもたち / The Willoughbysのレビュー・評価・感想

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ウィロビー家の子どもたち / The Willoughbys
7

おもしろいけど、気になるところがある

ウィロビー家の親たちが不快すぎます。ネグレクトすぎるし、あんなの普通の子が育つわけありません。あんな親なのに、歌が好きだとか発明家とかに育っただなんて、まれな子たちだなと思いました。長男はウィロビー家を崇拝しているようなところがあって、この子はあの両親の子って感じでした。虐待を受けた子は親のことを正しいと思い込んだりするようです。あと、孤児を育てる施設を悪者みたいに言っているけど、子どもだけでは生きていけないし、それはあるべき施設なんじゃないかなと思います。そりゃあ、兄弟一緒の里親に預けられるのが理想ですけど、兄弟一緒にいたいから、嫌な親でもいた方がいいとはならないと思うけどなと思いました。最後には親のところを離れて、愛してくれる人たちと家族になるけど、途中がちょっと偏った考え方で構成されていると思いました。それは子どもの考えなので、子どもはこんなことを考えちゃうんだから、虐待親からははやく離さないといけないよっていう意味合いなのかもしれないけど、よく分かりませんでした。ナニーの女の人はすごくいい人で、彼女との生活のところは、ほっこりしたし、猫がナレーションをしてたりして面白かったのですが、少し気になるところのある作品でした。