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こういう動物園もあるんだな
実際にある動物園が舞台の映画です。動物園というと、なんだか見世物みたいな感じがしますが、そうではなく動物の命を繋ぐ場なんだという感じがして、とてもよかったです。こういう動物園もあるんだなと思いました。麻酔を使わない採血とかとても大変だと思います。でも、麻酔は動物にとって負担だし、人間で考えれば、検査でいちいち眠らされるなんていやですもんね。いろいろな業績のある動物園なんだなと思いました。動物との話もですが、孫とおばあちゃんの話もあって、それもよかったです。「いい孫だねえ、おばあちゃん」という感じでした。また、若者の再起と、動物園の再起を重ね合わせたような作りになっていて、わかりやすかったと思います。動物園で働くのなんて、とてもラッキーなことで、挫折した人がする仕事って感じはしないなとかいろいろ思うところもありましたが、とてもよかったです。キャストも良かったと思います。佐藤寛太さんは福岡弁がとても素敵で温かい感じでした。というのも、福岡の人なので、方言がネイティブだったんです。それは結構大きいなと思います。彼以外にも福岡出身の役者さんが多用されていて、とてもいい味を出していました。私は役者としての武田鉄矢さんって結構好きなので、彼が園長役ででていてよかったです。人間と動物の絆にほっこりできる、とてもいい映画でした。おすすめです。