スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望

スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望のレビュー・評価・感想

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スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望
5

RPGソフト感想

2000年にバンプレストからプレイステーション用ソフトとして発売されたRPGソフトで、様々なヒーローキャラクターがコラボする「スーパーヒーロー作戦」シリーズの2作目にあたります。
本作では、前作で賛否両論だったシナリオ面やシステムの全面的な見直しが行われ、前作からガンダム系のキャラクターは不参加となり、代わりに仮面ライダーシリーズ等を参戦させ、あくまで特撮ヒーローに絞られる形となり、演出やBGMなど、原作のものをアレンジした曲を大量に導入し、元ネタの番組の雰囲気づくりを再現している点は印象的でした。
一方で本作は全4章からなるシナリオになり、最終章ですべてのヒーローが集結する流れになってはいるのですが、前作のやや強引なコラボからの指摘からか、例えば第1章はこの時点で最新のヒーローであるウルトラマンガイアの章となるのですが、ほとんどがガイアのストーリーをそり、時たま宇宙刑事が参戦しますがあまりストーリーに影響がなかったりなど、コラボを全面に押し出しながらも基本的には元ネタの番組のストーリー再現が中心になるあまり、ヒーロー同士のクロスオーバー感が大幅に欠けてしまった感は否めず、看板に偽りありという形になってしまったのが残念な作風になってしまいました。