ピーナッツ(映画)

ピーナッツ(映画)のレビュー・評価・感想

New Review
ピーナッツ(映画)
9

立ち上がれ!おじさん達!

内村光良がMCを務めていた伝説のお笑い番組「内村プロデュース」から生まれた草野球映画です。

当時、中学生だった私も「内村プロデュース」の大ファンで、毎週欠かさず見るのはもちろん、お小遣いをかき集めて、原宿に期間限定でオープンしていた「内Pショップ」にまで行ったほどです。
もちろんこの映画も映画館へ見に行き、DVDも購入しております。

映画の舞台は下町の商店街。
草野球チーム・ピーナッツで伝説のサードと呼ばれた秋吉の帰郷から全てが始まります。
しかし、今のピーナッツは見る影もなく、解散寸前。野球ができる人数にすら満たない状態に。
そんな折、町の再開発に向けてピーナッツが練習に使っていた野球場が取り壊されることに。
野球場を守るべく、ピーナッツのメンバー達が立ち上がります。
秋吉達は思い出の野球場を守れるのでしょうか。

画面のどこを見ても芸人!芸人!芸人だらけのこの映画、ついつい内Pのノリで「芸人ばっかりかよ!」と突っ込みたくなるところですが、個性が光るキャラクター設定がされており、みなさん「芸人」ながらも「役者」として「個人」としてとても輝いて見えました。

やはり、本物の役者さんと比べてしまうと演技は……ですが、この映画に限ってはそれでいいんです。というか、それが良い。
演技が上手すぎてしまうと、逆にこの映画での皆さんの良さが出ないと思います。
三村さんが完全に三村さんのままだったのはちょっと笑ってしまいましたが(笑)