DVDで観られる日本ヒューマンドラマ映画まとめ!『明日の記憶』など
ここではDVDで観られる日本のヒューマンドラマ映画をまとめた。荻原浩の小説が原作で渡辺謙主演の『明日の記憶』、東日本大震災の避難所での出来事を描いた『遺体 明日への十日間』、昭和期の日本の下町を描いた人情ドラマ『ALWAYS 三丁目の夕日』などを紹介している。
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渡辺謙さんはやっぱり。すごくうまいです。彼の、認知症を受け入れられない怒り、葛藤、悲しみがすごく伝わってきてみていてつらかった。仕事をバリバリしている人にとって働けないというのはほんとにショックなことだと思います。それに認知症は治ることはないと言いますし、ちょっと検査してみたらそんなことを告知されてしまって、どれだけショックだったろうと泣けてきました。怖い話です。だれにでもおこりうる話ですし、自分がなったらどうしようかと考えさせられました。
そんな夫を支える妻、けんかもするし、いろいろあるけれど、やっぱり見捨てられない感じが夫婦っていいなあと思いました。ここまでの愛で私は夫を思っているかと聞かれると自信がないです。奥さんがいい人過ぎます。でも、ただいい人だからってわけではなく、それまでの夫婦の歴史があったのでしょうね。映画に描き切れていない二人の物語が心に浮かんで感動しました。
でも、これは映画で、現実とは違います。彼はやりてののサラリーマンで金もあったし、暴力的でもないしとラッキーなところがあったのだと思います。実際にはこんなうまくいくかなと思わなくもありませんでした。別にドキュメント映画じゃないんだからいいとは思うのですが、やっぱりどこかリアリティがないなと感じてしまいました。