エレメンタル ジェレイド / EREMENTAR GERAD / EG / エレジェ

エレメンタル ジェレイド / EREMENTAR GERAD / EG / エレジェのレビュー・評価・感想

エレメンタル ジェレイド / EREMENTAR GERAD / EG / エレジェ
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ファンタジーアニメ感想

2005年4月から同年9月にかけて放送された月刊コミックブレイド連載の東まゆみ原作のファンタジーコミックのアニメ化作品で、同一世界で異なる主人公で展開されていた「紅」「蒼」という2つのタイトルの内「紅」編のアニメ化となりました。
中世に似た世界「ガーディア」を舞台に特定の人間と契約する事で武器へと変化する能力を持つ特殊な種族「エディルレイド」をめぐり、主人公の少年クーとエディルレイドの中でも特殊な存在である少女レンの冒険を描く流れとなっています。内容的にはRPG的な冒険ものの要素と、ボーイ・ミーツ・ガール的な王道といった流れになっていて、異種族の人間とエディルレイドを巡る差別や共存といったテーマも掲げられた形で、また、エディルレイド自体女性しかいないという設定なので当時女性キャラの方が圧倒的に多いと称される事にもなりました。
当時は原作自体が未完だった事もあり、アニメ版の方は開始当初の4話くらいまでは原作に沿った流れでしたが、以降はアニメ独自のストーリーが展開されていった流れとなり、敵キャラも含めアニメオリジナルのキャラクターが多数登場したのも印象的でした(反面原作が未完ということもあり、一部のキャラクターの扱いに差が出てしまった印象は否めませんが)。
当然原作とは異なる終わり方になりましたが、個人的にはアニメ版の方が明るい締めくくり方になった印象になりました。