フィッシュマンズ / Fishmans

フィッシュマンズ / Fishmans

「フィッシュマンズ(Fishmans)」とは1987年に結成された日本のロックバンドである。デビュー当時のポップでレゲェな曲調からキャリアを重ねるにつれロック・ダブなど様々な要素を取り入れハイブリッドで独自性のあるサウンドを作り上げていった。それら無二の楽曲にボーカル佐藤伸治のハイトーンで強烈なバイブスが重なり合い、サブカル界隈の若者を中心に絶大な支持を集めた。しかし1999年に佐藤が急逝し活動休止を余儀なくされてしまった。2005年からはリーダーの茂木を中心に再び活動を始めている。

フィッシュマンズ / Fishmansのレビュー・評価・感想

フィッシュマンズ / Fishmans
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20年前解散したアーティストが再人気?

1987年に佐藤伸治(Vo, G)を中心に結成したロックバンド、フィッシュマンズ。レゲエ・ダブをベースにエレクトロニカ、ファンク、ヒップホップなどを取り込み他には無い唯一無二のアーティストとして支持されている。1999年に佐藤が33歳という短命で亡くなり幕を閉じたバンドだか再度評価をされ話題になっている。
その1つが世界中の音楽を評価するサイト、『RYM(RATE YOUR MUSIC)』。そこで世界の名盤カテゴリにおいて、フィッシュマンズのライブアルバム『98.12.28 男達の別れ』が、17位にランクインしている。Apple Musicでの配信など気軽に世界各国の音楽を聴けるようになったことがきっかけで世界から評価を受けるバンドとなったのだ。
また、そのリバイバルを世代であったYouTuberが紹介などして若い世代の日本人にも多く知られるようになったと感じる。
おすすめのアルバムを紹介しよう。
1.空中キャンプ
代表曲「ナイトクルージング」が収録されているアルバム。独特の浮遊感があり、それが癖になる曲が多くある。
2.LONG SEASON
1曲35分以上の曲が収録されており、ここまでくると音楽に対する挑戦や新しい表現をしようという信念や狂気を感じさせる。海外からの評価も高い楽曲。
若い世代では「エモい」等、ノスタルジックなものに興味を惹かれる文化も大きいと感じる。今後も多くの世代に影響を与えるバンドとなりそうだ。