kōkua

kōkuaのレビュー・評価・感想

kōkua
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後に伝説になるであろう期間限定ユニット「kōkua」

「kōkua」は日本のロックバンドです。バンド名は、ハワイ語で「協力する」といった意味合いから付けられています。このバンドの代表曲「Progress」はNHK総合の番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の主題歌となっています。
メンバーそれぞれが音楽プロデューサーでありミュージシャンの構成となっています。フロントマンはスガシカオとなっています。フロントマンといっても強い個性を出すのでは無く、あくまで「協力する」というバンドの趣旨にそって、あくまでメンバーの一人というスタンスを取っています。メンバーが日本を代表する音楽プロデューサーということもあって、アルバムの構成だけではなく一曲一曲に対する音楽作りへの情熱が感じられます。
主に歌唱しているスガシカオは、このバンドでは普段の歌謡方法とは異なる、ハスキーボイスを抑えているように感じられます。我を出さずに、バンドの輪に溶け込んでいるかのようです。「Progress」が代表曲というだけあって、前向きな楽曲が多いです。つらい時に聞いてほしい楽曲が多いと言えるでしょう。ただ残念なことに、特別に組まれたバンドということもあってアルバムが一枚しか発売されていません。豪華なメンバーであることは素晴しいですが、期間限定なところが寂しい点です。