ドクター・ドリトル (2020年の映画)

ドクター・ドリトル (2020年の映画)のレビュー・評価・感想

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ドクター・ドリトル (2020年の映画)
10

動物たちとドリトル先生の冒険譚が面白い

ドリトル先生が愛した亡き妻を死なせてしまったことを、今でも悔やんでいることで、門を頑なに閉じて外界からの接触を断ち切ってしまったのはとても悲しかったです。
それでも、ドリトル先生が亡き妻を本当に愛していたと分かるエピソードは胸がときめきました。
こんな風に自分も愛されてみたいなと思いました。
そんなドリトル先生は人付き合いは苦手なものの、さまざまな動物たちと会話できる能力は素晴らしいなと思いました。
家に一緒に暮らしているポリーたちとの会話はどれも微笑ましいし、ドリトル先生を誰よりも長くそばにいて、心配しているポリーとのやり取りも感動しました。
しかもドリトル先生のおかげで、チーチーは強くなってドリトル先生たちを救うことができたし、最初はトミーを憎んでいたケヴィンが、だんだんと絆されて仲間になっていくところも良かったです。
バリーも襲ってくるときは怖いけれど、バリーが抱えている片頭痛を治そうとするシーンは面白かったです。
なにより、ドリトル先生とダブダブの器具を間違えちゃうやり取りも含めて、ドリトル先生たちの日常とその冒険譚はとても面白かったし、ドキドキハラハラして楽しかったです。
最後にドリトル先生が女王を苦しめた陰謀を打ち砕いたのも格好良かったです。