荒野の用心棒 / Per un pugno di dollari / A Fistful of Dollars

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荒野の用心棒 / Per un pugno di dollari / A Fistful of Dollars
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荒野の用心棒

この作品は、黒澤明の「用心棒」を無断で映画化したものです。
いわゆるマカロニウエスタン・ブームを起こした作品。それはともあれ映画は傑作で大ヒット。
それも世界的にである。世の中にはマカロニウエスタン嫌いの人が大勢います。
あんなものは西部劇ではないと、残酷趣味のゲテモノだとか、まがい物だとか罵詈雑言を浴びせています。
あれから50年以上たちました。マカロニウエスタンブームもはるか昔。
当時マカロニウエスタンを非難、批判していた人々も今はなく、忘却の彼方。
当時2流俳優と馬鹿にされていた、クリント・イーストウッドはその後の活躍が目覚ましく、超1流の俳優・監督になりました。
当時批判していた人たちは今はあの世にいますが、今のイーストウッドを見て何を思うのか。
今だに彼を認めないのか、大したものだと認めるのか。私も近い将来あの世に行きますが聞いてみたいです。
イーストウッドをどう思いますかと。
映画の話に戻ります。
確かに当時のイーストウッドは売れない俳優でした、この作品に出るまでは。
この作品で彼は化けました。ミフネの三十郎に引けを取らないほどの魅力的な役を手にして、スーパースターの座に駆け上がりました。ものの見事に世間の非難に実力で打ち勝った。