エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー

エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー

『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』(ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR)とは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)の開発によるフライトシューティングゲーム。PlayStation 2専用ソフトとして発売。旧ナムコ社が発売した『エースコンバット』シリーズPS2三部作の最終作であり、同社が開発した最後のゲームソフトとなった。かつて世界を巻き込んだ「ベルカ戦争」と歴史の闇に葬られた戦いを主人公である傭兵サイファーとして駆け抜ける物語。

エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォーのレビュー・評価・感想

エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー
8

ゲームのやり方次第でストーリーが変化する!

戦闘機シューティングゲームの人気シリーズ「エースコンバット」のPS2版3作目です。
ゼロだけではなくエースコンバットシリーズ全般に言えることですが、リアルさとゲーム性のバランスがちょうど良いです。リアルさだけを求めると、1機に積めるミサイルの数は5発前後、燃料制限あり、1発でも被弾したら即ゲームオーバー…という風になり、シビア過ぎて詰まらなくなります。かと言ってミサイル無限、いくら被弾してもゲームオーバーにならない、戦闘機があり得ない機動をする…とかだとゲームっぽ過ぎてこれまた詰まらなくなります。
エースコンバットの場合はこのゲーム性とリアルさのバランス感覚が絶妙で、マニアックになり過ぎず、かと言ってゲーム性まみれにもなり過ぎていません。また、戦闘機の操縦の難しさや被弾した際の機体のダメージの受け具合などは難易度設定で変更可能なため、戦闘機マニアの方からそうで無い方まで幅広く楽しめるゲームになっています。
「ゼロ」の特長はプレイヤーのゲームのやり方次第で遭遇する敵エース部隊、ゲームの合間に流れるムービー、無線交信が変わることです。このシステムのお陰で、ゲームの2週目、3週目になっても飽きが来ません。
また、人間が登場するムービーシーンでは、CGだけではなく外国人の役者さんを使った実写映像もあり、非常に丁寧に作り込まれたゲームという印象を受けます。
戦闘機ファンの方もそうで無い方も、プレイして損は無いと思います。