5
同じことの繰り返し。
嵐、海は怖いなっていう話でした。嵐なのに、漁に行ってしまった漁師たちを描いた作品です。後半は嵐ばっかりで、同じようなことが続きます。嵐の映像は迫力があって、大画面で見たかったなって感じです。でも、なんか長いし、しかも、最後、全滅って、それならあんなに引っ張った意味は何なのかと思いました。
実話だそうなので、勝手に助かる設定に変えられなかったのだと思いますが、映画としてはおもしろくないなと思いました。なんだか、思慮の浅い人たちが嵐をなめてて結局死んだというような感想しかありませんでした。ほんとは、漁師の大変さとか、彼らが漁に出た理由とかも描いているのですが、あまり印象に残りませんでした。奇跡的に助かって、それからは海に畏怖をいだくようになったとか、そういうラストの方が良かったと思いました。
船長役はジョージ・クルーニーでかっこいいです。顔が濃くて、漁師っぽい感じもします。彼は野心家ぽく見えるので、嵐かもでも漁には出そうです。でも、結局彼のせいで多くの船員が犠牲になったのかと思うとあまりいい役ではありませんね。ジョージ・クルーニー以外はそんな有名な人は出ていません。ストーリーもそんなにだし、嵐の凄さを見るだけの作品かなと思います。