ナンバー23 / The Number 23

ナンバー23 / The Number 23のレビュー・評価・感想

ナンバー23 / The Number 23
5

最後の方は面白いけど。

自分に似た人が出てくる小説の作者を探すうちに23という数字に取り憑かれていく男の話です。なんか、まとめて書くと意味がわからない話だけど、話はなかなかまとまってました。これとこれを足すと23になるとか、こじつけ?って感じのこともあるし、そもそも23が不気味とかあんまりよくわからないのですが、息子とかが主人公に協力していて、ゾディアックの一場面と似ているなあとか思いました。
正直いって、ジム・キャリーがシリアス演技ってあんまり合わないんじゃないかなと思ってしまいました。でも、たまにはそういうジムを見るのもいいかなと思える程度には面白い作品だと思いました。オチはよくある話で、実は自分が小説を書いていたというものでした。こういう、自分が犯人でしたって映画はよくありますが、精神科の先生が、患者に取り込まれるみたいなのはありそうでなかった気がするので、おもしろいなと思いました。悪に魅せられるじゃないけど、なんだかんだいって、なぞとか怖いものって人を惹きつけるんだなと思いました。
衝撃のラストとか言えないと思いますが、最後らへんの謎解きのたたみかけはなかなか面白かったです。ただ、それまでが割と地味で退屈なところが多かったかなと思いました。