子供の頃思い描いた火星人。
火星人が地球に来そうだと知ったアメリカ政府は、火星人と友好関係を結ぼうと式典などを企画するが、当の火星人は攻撃を始めて…という話です。火星人の造形がとても好きな作品です。宇宙人というと色々な姿の宇宙人が映画には出てきましたが、本作の火星人はまさに、子供の頃思い描いた火星人という感じがします。頭がデカく、不気味で頭が良さそうで、肌の感じのまさに宇宙人でした。火星人たちの有無を言わさぬ攻撃というのも結構新鮮でした。話し合いとか交渉もなく、ただ侵略なんだとびっくりしました。強くて、どうやって勝つのかなと思っていたら、結構馬鹿げた勝ち方なのも、ティム・バートンぽいなと思います。ティム・バートンらしいといえば、火星人に首だけにされちゃった人とかも出てきて、画がほんとティム・バートンらしかったです。地球人側はキャストがすごい豪華でした。ジャック・ニコルソン、ピアーズ・ブロスナン、ナタリー・ポートマンなど、知っている顔ぶれだらけでうれしかったです。そんな有名な俳優を使いながら、そのほとんどが死ぬんだから、ほんと、ティム・バートンってふざけてるなぁと思いました。アクションとかパニックというよりコメディ寄りの作品ですが、面白かったです。