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最高のSFコメディ映画だと思います
ダグラス・アダムス原作のSF小説の映画化作品です。
イギリスコメディっぽいユーモアとばかばかしさに満ち溢れた作品になっています。
銀河バイパス建設のため、ある日突然破壊されることになってしまった地球。
親友のフォード(じつはベテルギウスあたりの出身の異星人)に助けられ、ただ一人生き残った地球人のアーサー・デント。
アーサーはフォードとともに、ヒッチハイクをして銀河を旅することになるのです…。
映画の冒頭は、イルカのミュージカルから始まります。
このイルカの歌が素晴らしく、またかわいいのです。
イルカは地球で2番目に賢い生き物(ちなみに1番は映画の後半で明らかになります。もちろん人間ではありません)で、独自の情報網によって地球が破壊されてしまうことを知っているのです。
何とか人類に伝えようとするのですが、人々はイルカが曲芸をしているとした思わない、というちぐはぐな設定が楽しいです。
もうこの最初のイルカのシーンだけで、この映画は見た価値があると思ってしまいます。
そして間違いなく水族館に行きたくなるでしょう。
唯一生き残った地球のイギリス人アーサー・デントを演じるのはマーティン・フリーマン。
さえないイギリス人を、実に自然に演じています。
慌てて地球を脱出したため、映画全編を通じて衣装がバスローブのままなのもいいです。
着替えるタイミング、何度もあったような…。
途中は色々あるし、変な宇宙人もたくさんでてくるけど、もちろん最後はハッピーエンド。
どんな結末を迎えるかはぜひ、ご自身の目で確認していただきたい映画です。