放課後カルテ

放課後カルテのレビュー・評価・感想

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放課後カルテ
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いろんな病気があるんだなあ。

小学校の校医に赴任した牧野先生が、子どもたちの病気を見抜いて治すという話です。第1話は眠すぎる子の話でした。この頃はネットとかもあるし、ツイッターとか見てると起きられない子とかもいるんだなと分かりますが、私が子どもの頃にはそんな病気があるなんて思いもよりませんでした。そして今も、あまり理解されないものや診断がなかなかつかないものもあると思います。そんな中、小学校に通うのって本当に辛いだろうなと思うし、分かってくれる先生がいたらどんなに心強いだろうと思います。牧野先生は一見無愛想だけど、優しいし、病気をちゃんと見てくれます。ああ、私の学校にもこんな校医がいたらなあと思いました。場面緘黙症の子の話の時も、絵日記とか手紙でやり取りとかいろいろ対策をして、無理をせずに通えるようにしていたり、本当に頭が下がります。現実の学校でも、こういう対策がとられたらいいなぁと思いました。子どもたちの心の動きも丁寧に描かれていて、どの話もキュンときてしまいます。大人になって忘れてしまったところはあるけど、子どもって変なところで気を遣ったり、大人が思ってるよりずっと傷つきやすいのかもしれないなと昔を思い出しました。病気のことも知ることができますし、出てくる子どもたちの成長も楽しい作品です。