シャムキャッツ / Siamese Cats

シャムキャッツ / Siamese Cats

シャムキャッツとは、自主レーベルTETRA RECORDSに所属している、2004年千葉県浦安市にて結成し、2007年頃より活動を開始した日本人4人組バンドである。夏目 知幸(なつめ ともゆき)、菅原 慎一(すがわら しんいち)、大塚 智之(おおつか ともゆき)、藤村 頼正(ふじむら よりまさ)で構成されている。
2009年に1st Album『はしけ』をリリース。自主制作で次々と発表したCD-R作品「DEMO SINGLE SERIES」(全3作)、シングル『渚』と『サマー・ハイ』は全て完売するなど、音楽好きのなかでは有名であった。しかし2020年に突然の解散を発表。メンバーそれぞれの創造性の発展や活動の拡張に費やす予定というなかでの悲しいお知らせとなった。最初で最後のベスト・アルバム『大塚夏目藤村菅原』をリリースし惜しまれながらも解散となったが、レーベルを通じて各々で発信をしていくこととなった。

シャムキャッツ / Siamese Catsのレビュー・評価・感想

シャムキャッツ / Siamese Cats
10

なつかしさと今時さのバランスのよいバンド

シャムキャッツはとにかく最高です。
ここ数年シティーポップといわれる音楽のジャンルがとても流行っていると思いますが、シャムキャッツはずいぶん前から今でいうシティーポップな音楽を貫いているバンドです。
音源はもちろん、魅力はなんといってもライブだと思っています。またボーカルの夏目友幸さんがとても素敵な人柄で、ライブの開催されていない時期は自身のSNSでライブ発信をしたり、ファンを楽しませる努力を怠らない、とにかく素敵な方です。ライブでももちろんファンの気持ちを第一に考え、楽しく心晴れるような表現、また心にぐっと刺さるような言葉を投げかけてくれたりと、とにかくとにかく…ファン思いの方です。
音楽活動だけでなく、自分たちで率先してオリジナルグッズやレコードの作成・販売なども行っていたり、アーティストとして美術面でも活躍されているので、展示会なども定期的に開かれています。
ぜひこれからシティーポップミュージックを聴いてみたいなと思う方がいたら、まずシャムキャッツから始めてみてほしいなと思います。何年経っても、何十年経っても、みんなに愛されていくようなバンドだと思います。海外での活躍も広がっているそうなので、今後も応援しています。