くも漫。

くも漫。のレビュー・評価・感想

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くも漫。
8

恥ずかしさを笑いに変えた

半ニートの作者が風俗店でサービスを受けているときにくも膜下出血を発症した時のドキュメント漫画です。
くも膜下になった直後の感覚とか、手術後の感覚とかすごく細かく描いていて、ああ、こんなかんじなのか、と怖くなりました。
そして、それどころじゃない状況でも恥ずかしいことは恥ずかしい、発症状況。
そのことを赤裸々に描いていてとてもおもしろいです。
芸人が恥を笑いにかえるように、超恥ずかしエピソードを笑いに昇華しているなあと思いました。
病院に運び込まれたとき、女医に状況説明とか、ああ、そんな詳しく言わないでえと思うよなと思いました。
でも、状況がわからないとという女医さん。
ほんとにそうなのかとも思うし、でも原因究明のためには必要なのかなとも思いました。
そこは救急隊員がしてくれたけど、今度は家族に説明しなきゃいけなくて、靴も店に置きっぱなしだし、すごく大変そうでした。
親にはいえないよねと思います。
親とエロ話はきついです。お金も親のものだろうし、まあ、作者には弟がいてくれたのでまだ助かったってかんじですね。
この漫画、映画化もされてます。
主役は脳みそ夫です。おもしろ荘を見ている人なら、お馴染みの彼が主役なんてびっくりしました。