シー・デビル

シー・デビル

『シー・デビル』(原題:She-Devil)とは、1989年に製作され、1990年6月15日に日本公開されたアメリカ合衆国のブラックコメディ映画である。
フェイ・ウェルドンの小説を原作とし、監督をスーザン・シーデルマン、脚本をバリー・ストルガッツとマーク・R・バーンズが共同で手掛け、音楽はハワード・ショアが担当した。人気テレビ番組『ロザンヌ』で成功を収めたコメディエンヌ、ロザンヌ・バーの映画初主演作であり、共演にはメリル・ストリープ、エド・ベグリー・ジュニア、リンダ・ハントらが名を連ねる。知的で聡明な役柄の多かったストリープがコミカルな役に挑戦した点でも話題を集め、冴えない主婦が夫への完璧な復讐を遂げていく過程を描いたブラックコメディでありつつ、女性のサクセスストーリーとしての側面も兼ね備えている。
物語は、郊外で浮気性な会計士の夫ボブ・パチェットと二人の子供とともに暮らす地味で平凡な主婦ルース・パチェットを中心に展開する。あるパーティーの席でボブが人気ロマンス女流作家のメアリー・フィッシャーと急接近し、そのまま同棲を始めたことで、ルースは夫への完璧な復讐を決意して「シー・デビル(悪魔)」へと変貌を遂げる。ルースはボブの財産である自宅を放火して焼き払い、二人の子供やメアリーの母親を彼女の豪華な邸宅へと送り込むことで、メアリーの執筆活動と生活リズムを完全に崩壊させていく。

シー・デビルのレビュー・評価・感想

シー・デビル
7

なかなか怖い話

浮気男に奥さんが復讐をする話です。仕事の信頼を壊し、子どもたちとの関係も壊し、家も壊しと無茶苦茶です。でも、それくらいしてやりたいと思います。だってひどいですもん。もちろん、奥さんもひどいといえば、ひどいです。料理とかもできないし、恰好もひどいし、太っているし。でもそんなことが浮気の理由になるのかなとは思います。旦那の父がならなんで結婚したんだとか言っちゃうのもひどいです。なので、男が復讐されていく様は見ていて爽快でした。まあ、浮気相手のメリル・ストリープのほうはちょっとかわいそうでしたけど。男の人に愛されて、「ああ、一緒に住めるようになったわと」思えば、子どもがやってくるし、家はめちゃくちゃにされるし、哀れでした。メリルは人の旦那を奪う、ひどい女役ですが、チャーミングなのでそこまで嫌悪感はありませんでした。そこがメリルのいいところですね。ひどい目に遭うときのコミカル演技で彼女の右に出る人はいないと思います。あとは、メリルの愛人みたいなかっこいい執事がいて、その人と踊る場面が好きです。男の人が見ると、怖い映画かもしれません。それに、どっちもどっちというか、主人公に肩入れできないところもあるにはありますが、私は結構好きな作品です。