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RPG制作ソフト感想
1996年にスーパーファミコン用ソフトとしてアスキーから発売された作品で、あらかじめ用意された素材を組み合わせて自分だけのRPGを作成する「RPGツクールシリーズ」の第2作目となります。前作「SUPER DANTE」から容量とグラフィック、そしてゲームの作りやすさを全体的に改善し、より使いやすい印象になっています。
先ずキャラクターやモンスターの素材が大幅に増えました。(この時点ではまだキャラクターのカラーバリエーションはなかったのですが)モンスターは4種類用意され、同族もしくは強化版といった演出ができやすくなりました。また、イベント及びマップ容量ともに丁度よく、比較的無駄遣いできる余裕がある程です。(後の4ではこの辺りに泣かされることになりましたが…)個人的に特に印象的だったのがBGMの凡用性です。どの曲もゲームのBGMとしては非常に長いのですが、マップ移動や戦闘、はてはゲーム作成時のBGMにも使えます。
素材データが使えないという点もありますが、逆に扱いやすい素材が揃っていたため、RPGツクールシリーズの中では初心者でも作りやすい作品という印象でした。