ドラえもん のび太と雲の王国

ドラえもん のび太と雲の王国

『ドラえもん のび太と雲の王国』(ドラえもん のびたとくものおうこく)とは、『月刊コロコロコミック』1991年10月号から1992年1月号にかけて連載された藤子・F・不二雄による漫画、およびそれを原作としたアニメ映画である。映画は大長編ドラえもんシリーズの第12作であり、1992年3月7日に公開された。コロコロコミック創刊15周年記念作品でもあり、第10回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞した。
地球上の環境破壊に対する自然の怒りや、地上文明の浄化を企む天上人たちのノア計画を軸に、人間と自然の共生を描いた社会派作品である。連載時は作者の体調不良により未完となり、のちに絵物語を経て映画化から2年後に原作が正式に完結するという異例の経緯を持つ。シリーズで初めて主人公であるドラえもんの深刻な故障や、人類の文明滅亡の危機が描かれた点が大きな特徴である。
あらすじとしては、のび太とドラえもんが雲を使って自分たちだけの理想の王国を建設したことから始まる。その過程で絶滅動物が保護される神秘的な「天上世界」を発見し、天上人から地上文明への警鐘と粛清計画を知らされる。やがて地上に大洪水が迫る中、ドラえもんは自らの身体を犠牲にして計画の暴走を阻止しようとする。最後はドラえもんの自己犠牲的な姿やかつての仲間たちの証言によって天上人との相互理解が生まれ、計画は白紙に戻されて地球の再生と新たな希望へ向かう結末を迎える。

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