学校III

学校III

『学校III』(がっこうスリー)とは、1998年10月17日に公開された映画作品。山田洋次監督による映画「学校」シリーズの第3作目であり、人生の再出発を目指す大人たちの葛藤と心の交流を描いたヒューマンドラマである。
物語は、東京都立の職業訓練校(技術専門校)を舞台に展開する。夫を過労死で亡くし自閉症の息子を育てるシングルマザーの紗和子は、不況の影響で突然リストラされてしまい、再就職のための資格取得を目指して職業訓練校のビル管理科に入校する。そこにはリストラされた元エリートサラリーマンや倒産した経営者など、不景気により過酷な境遇に立たされた中年男女が集っていた。慣れない勉強や家庭の問題に悩みながらも、共に学び助け合う中で次第に確かな仲間意識と絆が芽生えていく様子が描かれる。
ドキュメンタリー番組に着想を得て制作された本作は、リストラや高齢再就職といった当時の深刻な社会問題を正面から捉えた作品として高い評価を受けた。主演の大竹しのぶをはじめ、小林稔侍、田中邦衛ら実力派キャストが出演し、キネマ旬報ベスト・テンで上位に選出されるなど好評を博した。

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