TAU/タウ

TAU/タウのレビュー・評価・感想

TAU/タウ
6

設定はガバガバだけど

最初、素行のよくない女性が捕まって、監禁、実験にって話だったんだけど、なんかよくわかりませんでした。他の人も言ってたけど、結構、設定がガバガバな感じです。でも、AIのTAUは結構かわいいし、音楽のこととか自然のこととか、ジュリアと話したりしていろいろきゅうしゅうしていくのは幼児期の子どもみたいでかわいかったです。声をゲイリー・オールドマンがしているのも好印象でした。TAUに与えられる罰っていうのが記憶の消去で、あんなに心を通わせたジュリアのことを忘れちゃうって展開はあるあるだけど、好きな展開でした。でも、あの博士がなんなのかはよくわからなくて、もともとサイコパス野郎だったのでしょうか。実験に協力してくれる人なんて金を出せばいくらでも集められるだろうに誘拐、監禁だし、TAUにも冷たいし、よくわからないキャラです。一大プロジェクトなんだし、もっと多くの人で行いそうなのに、博士一人に任せっきりってのも違和感でした。まあ、いろいろおかしなところはあるけど、なかなか面白かったと思います。最後の方はもうこの場所を壊してでも逃げようってことで結構派手な展開になりますし、AIとの心の交流も微笑ましかったし、見て損はないと思います。