特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝

特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝のレビュー・評価・感想

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特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝
7

アクションゲーム感想

2000年にドリームキャスト専用ソフトとして発売された特撮作品やロボットアニメのキャラクターがクロスオーバーする「コンパチヒーローシリーズ」のひとつで、同シリーズで度々行われたウルトラマンやガンダムといったキャラクターは登場せず石ノ森章太郎原作のヒーロー作品のみを取り扱ったあたりが独特の作品です。
そのため仮面ライダーシリーズが大半なのは勿論(とはいえ当時クウガがスタートしたばかりなため平成ライダーシリーズは当然カウントされていませんが)普段あまり日の目を見ないような「変身忍者嵐」「宇宙鉄人キョーダイン」といった作品群も参加し、いずれも各シナリオが均等に用意されている徹底ぶりで元になった作品への興味を煽られます。
主に数多いるヒーローから5人を選んでチームを組んで各シナリオに出撃する流れで、合体技が使えるゴレンジャーなど特定の組み合わせは勿論、自由に組み合わせられるのがファンには嬉しいところで、また、ゲームスタート時に仮面ライダー1号、ゴレンジャー、キカイダールートから選んだ際に敵の黒幕が変わるだけでどのルートを選んでも結果的に全てのヒーローが仲間に加わるのも嬉しいところです。
アクションゲームとしては難易度が低く、初心者でも遊びやすいのは勿論、シナリオライターがコメディタッチの作風で定評のある浦沢義雄氏が担当しているため、一部サブシナリオでキャラ崩壊の激しいギャグシナリオがあるのも本作のカオスぶりを象徴しています(笑)。