沈黙の粛清

沈黙の粛清のレビュー・評価・感想

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沈黙の粛清
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いつもとは違うシリーズ作品、沈黙の粛清

映画「沈黙の粛清」はスティーブン・セガールが主演を務めているシリーズ作品の1つで、今作は2016年に公開されました。
主人公はFBI捜査官のウィリアム・ポーター、彼は大勢のギャングたちが射殺されるという射殺凄惨な現場に戸惑う現地の担当巡査であるジェームズに捜査協力を申し出ます。ポーターはその惨状を作り出した人物を知っており、その人物を逮捕するために事件があった町に訪れたのです。その犯人とはスティーブン・セガールが演じる元特殊部隊の司令官大佐のロバート・サイクス、司令官大佐という名誉ある立場でしたが、軍務として遠征していたところ、妻と子供がギャングの抗争に巻き込まれて死んでしまう不幸に遭遇してしまいます。その出来事がサイクスの心を変え、以来彼は復讐するように国から国へと移動しながらギャングたちを無差別に襲っているそうです。
そんな最中、町のストリップ劇場が爆破されてしまいます。
犯人は勿論サイクスですが、偶然の出来事で爆破から逃れた女性ことケリーは思わぬかたちでこの一連の事件と関わり合っていくのでした。
以上が映画「沈黙の粛清」の大まかなあらすじですが、こうして説明すると今までのシリーズと変わらないように見えます。
しかし今作には他の作品にはないギミックがあり、それが自分の好みにぴったりなのです。言うなれば現実と虚構の境目が融け、どちらが本当なのか分からなくなってしまうところが堪りません。もしも興味が出てきたら是非見て下さい。少なくとも良い暇つぶしになるはずです。