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マドンナ以外のところもおもしろい
男はつらいよって、いろんなところに小ネタというか、面白い場面があるなあって感じです。
今回は寅さんの商売の場面で笹野高史さん扮する泥棒が出てくるけど、それが愉快です。
試着のふりして、スニーカー履いて持っていっちゃって。
最初捕まらなかったから、また出てくるかなと思ったら、やっぱり出てきました。
満男も大きくなって、もう大学受験に悩む年頃って月日が経つのは早いなあと感じました。
マドンナは三田佳子さん演じる医者です。
寅さんも年齢も年齢だし、あまりキャピキャピとか、守ってあげたいって感じより、キリッとした年もある程度いった人がマドンナの方が似合うのかもしれません。
三田さんはかおがきりっとしていますが、喋り方がゆったりしているので、寅さんもそういう柔らかめなとこが気に入ったのかもしれません。
若さの可愛さは、ゆきちゃん（三田寛子）が担ってます。
ゆきちゃんは短歌を詠んでいて、最後には博さんがゆきちゃんの詠んだ短歌をまとめた本を刷ってやるっていう展開で、俵万智さんを投影した役でした。
とても可愛らしいし、ケラケラ笑う感じですてきでした。
今回、寅さんが振られたってわけでもなかったけどやっぱりうまくいきませんでした。
寅さんも意気地がないなと思いますが、それが寅さんだと思います。とても面白かったです。