スペル(映画) / Drag Me to Hell

スペル(映画) / Drag Me to Hell

『スペル』(原題:Drag Me to Hell)とは、2009年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督および脚本はサム・ライミが務め、アリソン・ローマンやジャスティン・ロングらが出演した。『死霊のはらわた』シリーズで知られるライミ監督が原点回帰を果たしたホラー作品であり、身勝手な欲望と恐怖が交差するショッキングなストーリー展開が話題を呼んだ。
銀行の融資窓口で働く女性クリスティン・ブラウンは、出世欲からローン返済の延期を懇願する不気味な老婆シルヴィア・ガーナッシュの申請をにべもなく却下する。屈辱に怒り狂った老婆から怨念とともにコートのボタンに呪い(スペル)をかけられたクリスティンは、3日後に恐怖の悪魔「ラミア」によって地獄へと引きずり込まれる運命を背負わされる。怪奇現象に怯える彼女は霊能者の助言のもと除霊や身代わりの策を講じて必死に抗うが、抗いきれない運命の悪戯によって最終的に地獄へ堕ちるという凄惨な顛末が描かれる。
ショック描写や特撮技術、古典的なオカルト要素を取り入れたテンポの良い演出が高く評価され、批評家やホラー映画ファンから絶賛された。過激な恐怖描写のなかにコメディ的なユーモアを漂わせたサム・ライミ独特の作風が際立つ傑作である。

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