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本質的には家族愛がテーマ
ケビン・コスナー主演。
CIAのエージェント役だけど、警察っぽいところがとても少ない。
ヴィヴィと言う謎の女性もどこの所属かはっきりと物語の中でははっきりと描かれていない。
イーサンを使ってテロリストのボスを追わせますが、頼んだのであればもう少しサポートしても良いのではないか?とすら思えます。
拳銃の扱いなどあの雰囲気からするとヴィヴィ自体も、女性でありながら多少の戦闘能力がありそうなのに全くそこには入り込まずにアクションはしません。
余命3ヶ月のイーサンがCIAの任務を終えてやっと家族とホッと一息するはずが、ヴィヴィに依頼された事によって再度任務?に戻されてしまう。
この映画は所々コメディが入っていて突っ込みどころが結構あるけれど、全体的にシリアスな雰囲気で仕上がっているので どちらかの枠組みに決めるのであればシリアスな方です。
下っぱを捕まえて拳銃を突きつけ、ボスの居場所を吐かせるところも、途中で娘か電話がかかってきて着信に出て平気で話したり、しかもその後に殺さずわざと逃がしたり。
この手の映画では生き証人は殺してしまうというのがセオリーなのに、とてもぬるい。
仕事も極秘だから家族にも言えず、その家族との絆を取り戻すというところは心温まります。
なので家族愛が主としたテーマで、CIAの刑事がテロリストを追うと言うのは肩書きと言うふうに考える方がしっくりきます。
そちらをメインに考えるととても良い映画だと思います。