アラジン 新たなる冒険

アラジン 新たなる冒険のレビュー・評価・感想

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アラジン 新たなる冒険
8

パロディーでも楽しいアラジン

アラジンのストーリー、フランス版でパロディー、コメディー映画に仕上げた作品。
主演のケブアダムスとヒロインのポールルーヴがイケメン&美女で吸い込まれるような美しさと顔立ちに惚れ惚れしました。
私自身は本家ディズニーのアラジンがあんまり好みではありません。
あの突然ミュージカル調になるところが苦手。
一方こちらは突然ヒップホップラップ調になるところがあり、本家同様に受け入れられないかな?と思いきやすんなりと楽しむことができて自分でもびっくりしています。
多分なのですが所々で笑えるところがあるので、あまり構えず親しみがあるような雰囲気が良いのだと思います。
なぜか「こんなのもアリかな」と思わせるような映画でした。
最初から最後まで主人公が子供たちに話を聞かせていて、その話がアラジンの物語の設定なのですが、所々でアラジンの話から現実に引き戻されます。
その都度、本筋のアラジンの話が気になってしまうので夢中になって見ていたんだなとも後々感じます。
ラストシーンは話を聞かせていた現実での子供達と過ごし、そして現実での恋人と結婚する運びとなります。
こうなると、ストーリーの中でたまにしか出てこなかった子供達にも「子供達に話聞かせていた優しい男性」という意味合いが強まり、ほんのり心が温かくなります。
がっちりとした本格派映画では無いけれど、素晴らしいと思います。