トライアングル(2009年の映画)

トライアングル(2009年の映画)

『トライアングル』(原題:Triangle)とは、2009年に公開されたイギリスとオーストラリアの共同製作によるサスペンス・ホラー映画である。監督はクリストファー・スミスが務めた。閉ざされた時間の中で未来の自分自身と殺し合うという、いわゆるタイムループ構造を取り入れた緻密なサスペンス描写が特徴の作品である。日本国内では、劇場公開時の原題そのままのタイトルから、ビデオソフト化の際に『トライアングル 殺人ループ地獄』へと改題された。
物語の主人公は、自閉症の息子を育てるシングルマザーのジェス。彼女は友人に誘われて気分転換にヨットセーリングへと出かけるが、途中で天候が急変して乗っていたヨットが転覆してしまう。過酷な漂流の末に絶望感が漂う中、一行の目の前に巨大な豪華客船が突然現れ、彼らは救いを求めて乗り込む。しかし、船内には人間の気配が全く感じられず、奇妙な静寂に包まれていた。不審に思い始めた矢先、突如として覆面を被った謎の人物が現れ、抵抗する暇もなく次々と仲間たちが襲われていくという恐怖の惨劇が幕を開ける。
作中には、始まりと終わりを象徴するアルファとオメガの文字が小道具に巧妙に仕込まれるなど、細部にまでこだわり抜かれた演出が施されており、第18回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭でビデオ映画部門の最優秀賞を受賞するなど、スリラー映画の秀作として高く評価されている。

トライアングル(2009年の映画)のレビュー・評価・感想

トライアングル(2009年の映画)
7

ループものの中でも怖い。

ループものなのですが、その中でも一番怖いものの一つって感じでした。
無限ループって本当に怖いと思います。
また、そうなってしまった理由の一つなのかなって思えた子どもとのことも悲しいなって感じでした。
最初はとてもやさしい母親に見えたジェスだけど、実はいろいろあって…。
たしかに子どもを殴るとか子どもに辛くあたるのってよくないし、そうなりたくないって思うけど、シングルマザーで子どもは繊細で…だったらそうなっちゃうかもなって思いました。
私の理解力が足りないのか、よくわからないけど、ジェスって記憶があるのでしょうか。
最初のころは記憶がないって感じでした。覚えてないから本当に怖がっているって感じ。
でも船に乗り込むまでは記憶があるのかな…。よくわかりません。
でも、記憶があっても、彼女は乗り込むのでしょう。そうすれば息子に会えるから。そういう話なのかもねって感じです。
実は結構深い意味がありそうな話で、その点でも重厚でおもしろい話になっています。
オチを知ってから見ると、これはこういうことかってわかったり、だとしてらめっちゃ怖いやんって余計怖くなったりします。
何度も見たくなる映画です。怖い映画って好きだけど、怖すぎるといやだなって感じですが、こういうゾクゾクする映画は大好きです。

トライアングル(2009年の映画)
8

ループしたくない。

時間ループものです。とても良くできた作品だと思います。ヨットで遭難して近くにいた船に乗ったらそこに殺人鬼がいて、自分以外殺されてガクブルしてたら誰からが船に乗ってきて、よく見ると過去の自分らだった、このまま、殺人鬼に追われるのを繰り返すの?やだ怖い、どうにかしなきゃ、あいつらを殺せば無限ループから抜け出せんじゃねえ?という話です。つまり、最初の殺人鬼は主人公だったのです。それがわかったときは鳥肌が立ちました。よくできています。最初、殺人鬼が出てきたときはそれが主人公だとは思いませんでした。また、なんかモンスターものというか、殺人鬼の幽霊みたいなことかなと思っていたので、騙されたなという感じです。その後もそれだけじゃ終わらなくて、またループが続きます。そこで終わらないところがすごいです。ループものって本当に怖いなと思います。いつ抜け出せるかわからないし、同じことを何度も繰り返すのは辛いです。でも主人公が最後、無間地獄に自ら入っていったのもうなづけます。少なくともその中でなら、息子に会えますから。私でも入るかもしれません。なかなか後味悪く怖い作品でした。ループものの終わり方として、一番いいかもなと思いました。