8
メンズの描写が素晴らしい！男装の主人公も素敵
主人公の類は女の子であるにもかかわらず、執事の役割を果たすために、主人の通う男子校に男装して紛れ込むはめになります。
しかし、これがまた男装の似合うこと！
体型も性格も中性的な類は、男子校の制服を着てかなり様になっています。
お屋敷に帰ってからの執事の制服も、もちろん男性用で、こちらの着こなしも素敵。
男の子達に混じっていてもあまり違和感のない類には不思議な魅力があり、惚れてしまうキャラクターです。
そして登場人物は圧倒的にメンズが多いのですが、誰もが皆美形に描かれているので読んでいて楽しめます。
この作者は男の子の描き方が本当にうまいなぁと感心しました。
表情や仕草も男前に表現されていて、かなり萌えポイントが高いです。
特に、類が女の子と知ってしまった学園の暴君、遥祈が類に迫る様子にはドキドキ。
色気のあるプレイボーイっぷりにやられます。
また、類が仕える主人の祷真は女性アレルギーのために、全ての女性に近づくことができないのですが、なぜか類だけは接触しても平気なので、こちらの類と祷真の関係もどうなっていくのか期待できるところです。
学園やお屋敷などの背景も麗しく、綺麗な作画が魅力的な作品なのですが、主要なキャラクターとして、クマのぬいぐるみが登場するところにほっこりしたりもします。