クロユリ団地

クロユリ団地

『クロユリ団地』は、2013年に公開された日本のホラー映画である。監督は『呪怨』などで知られる中田秀夫。この映画は日活の創立100周年記念作品でもあり、前田敦子と成宮寛貴が主演を務めた。映画はホラージャンルで、沖縄国際映画祭で先行上映された後、全国162スクリーンで公開された。映画の公開初日から成功を収め、公開の翌年には興行収入も10億円以上を記録している。
映画のキャッチコピーは「誰か、僕と遊んで。」「誰から、死ぬ?」である。また、映画公開に先駆けてスピンオフテレビドラマ『クロユリ団地〜序章〜』が放送され、同年パチンコゲーム化もされた。
前田敦子は主人公の二宮明日香を演じた。物語は古びたアパートメント団地を舞台としている。主人公は家族とともに新たな生活を始め、介護士の専門学校に通う若い女性である。彼女は団地内でミノルという少年と出会い、不可解な出来事が始まり、徐々に恐怖体験に飲まれていく様が描かれている。

クロユリ団地のレビュー・評価・感想

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クロユリ団地
6

怖くはない

怖くはなかったです。とある団地で悲しい思いを抱える2人が出会ったというような話です。そういう話だと、実は死んでたってオチが多いけど、この作品では、女の子は、家族が死んでてそれに気がついていないというのが新しいと思いました。たしかに、家族を全員失くすなんて、気がつきたくない事実です。最後、そのことに気がついた少女がとても痛々しかったです。少女役は前田敦子さんです。前田さんはとてもいい役者さんになったなと思いました。前田さんはずっと出ずっぱりだし、心の揺れがメインなので泣いたり、叫んだり大変だったろうなと思いました。演出も良くて、前田さんと家族が一緒に映らないとか、思い出したあと、他の家族を見て絶叫とか、よく考えられてるなあと思いました。きになるのは実は霊だった少年が急に悪魔的な存在になるところですかね。なんか、前半だと少女と互いに傷を舐め合ってたというか、なんかいい雰囲気だったので、幽霊だけどだから悪いわけじゃないだろって話かと思ったら、結局霊を除霊する話になっちゃったという感じです。なんだかなあだし、その場面があんまり怖くもなかったので残念です。なんか、ホラーだとおもっていたら、ホラーテイストの人間ドラマだったという感じです。勘違いした私が悪いのですが、怖いのを期待したらがっかりかもしれません。